メタバースのデザイン保護へ特許庁の議論進む~クリエイターやスタートアップのクリアランス負担にも配慮~
はじめに 令和7(2025)年4月3日、産業構造審議会知的財産分科会第18回意匠制度小委員会が開催され、「仮想空間におけるデザインに関する意匠制度の在り方」などについて議論が交わされました。 同年2月10日に開催された第...
仮想空間における意匠保護、特許庁で議論進む~現実とメタバースで問われるデザイン保護制度の設計~
令和7(2025)年2月10日、特許庁で、産業構造審議会知的財産分科会第17回意匠制度小委員会が開催され、「仮想空間におけるデザインに関する意匠制度の在り方」などについて議論が交わされました。 仮想空間において利用される...
【資料公開】『《論点整理》 仮想空間におけるデザイン保護 ~意匠法改正の検討を中心に~』報告資料(日本知財学会コンテンツ・マネジメント分科会)
関真也弁護士が日本知財学会で行った下記研究報告の資料を本ウェブサイトにて公開しました。 《論点整理》 仮想空間におけるデザイン保護 ~意匠法改正の検討を中心に~ 日本知財学会第86回定例研究会(コンテンツ・マネジメント分...
【VTuber判例シリーズ】投稿の対象者が、氏名で特定されていなくとも、通称名で活動している者として特定されているとし、VTuberの演者に対する名誉感情侵害の成立を認めた事例(東京地判令和5年5月25日)
2024年12月6日
著者:関 真也
国内審判決, 発信者情報開示, 誹謗中傷・名誉毀損・名誉感情侵害, XR(VR/AR/MR)・メタバース・デジタルツイン・NFT, YouTuber/VTuber/インフルエンサー
【キーワード】 VTuber(バーチャルYouTuber) 誹謗中傷 名誉感情 人格権 同定可能性 発信者情報開示 【事実の概要】 原告は、YouTube等で、2DCGや3DCGで描かれた「V」として、動画投稿や生配信を...
【VTuber判例シリーズ】投稿内容そのものから演者との同定可能性を認め、リツイート者のVTuberに対する名誉感情侵害の成立を肯定した事例(東京地判令和4年7月1日)
2024年12月4日
著者:関 真也
エンタテインメント, 国内審判決, 発信者情報開示, 誹謗中傷・名誉毀損・名誉感情侵害, XR(VR/AR/MR)・メタバース・デジタルツイン・NFT, YouTuber/VTuber/インフルエンサー
【キーワード】 VTuber(バーチャルYouTuber) 誹謗中傷 名誉感情 人格権 リポスト 同定可能性 発信者情報開示 【事実の概要】 原告は、「V」という名称で、3Dのバーチャルキャラクターを用いて動画配信等を行...
【VTuber判例シリーズ】VTuberの演者の本名・年齢をネット上で暴露する行為についてプライバシー侵害の成立が認められた事例(東京地判令和2年12月22日)
2024年11月20日
著者:関 真也
国内審判決, 発信者情報開示, XR(VR/AR/MR)・メタバース・デジタルツイン・NFT, YouTuber/VTuber/インフルエンサー, 俳優/アーティスト/モデル
【キーワード】 VTuber(バーチャルYouTuber) プライバシー 人格権 発信者情報開示 【事実の概要】 原告の活動等について 原告は、「V」という名前のアバター又はハンドルネームを用いて、「バーチャルYouTu...
【VTuber判例シリーズ】VTuberの演者に対する名誉感情侵害の成立が認められた事例(大阪地判令和4年8月31日)
2024年11月17日
著者:関 真也
発信者情報開示, 誹謗中傷・名誉毀損・名誉感情侵害, XR(VR/AR/MR)・メタバース・デジタルツイン・NFT, YouTuber/VTuber/インフルエンサー, 俳優/アーティスト/モデル
【キーワード】 VTuber(バーチャルYouTuber) 誹謗中傷 名誉感情 人格権 発信者情報開示 同定可能性 【事実の概要】 原告の活動等について 原告は、VTuber事務所「A」に所属し、「V」という名称を用いて...
メタバースでも模倣規制へ法改正の動き:一般ユーザーやクリエイターエコノミーへの影響は?
はじめに アバター、アクセサリー、ワールド等のように、メタバースで利用される様々な3DCGモデルが活発に取引されるようになりました。メタバース・プラットフォーム事業者も、アイテム等を自ら販売するほか、ユーザーが創作したア...
メタバースにおけるオブジェクト利用:ユーザの注意点とクリエイター・エコノミー(知的財産法の視点から)
はじめに 没入型のバーチャルリアリティ空間では、自分自身がアバターとなることを含めて、全ての構成要素がコンピュータグラフィクス (CG) で表現されることになります。そこには、見かけ上は現実空間におけるのとよく似ているも...
ナイキ、スニーカーNFTを販売する二次流通業者を提訴~商品と紐付いたNFTの商標法上の位置付けは?~
はじめに 国際的に有名なスポーツウェアメーカーであるNike社が、スニーカー、ストリートウェア等のオンライン二次流通プラットフォームを運営する米国ミシガン州のLLCであるStockX LLCを相手取り、2022年2月3日...