関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#10: eスポーツプレイヤーの肖像権・パブリシティ権の保護とチーム・大会主催者等の注意点
はじめに eスポーツチームに所属するプレイヤーは、報道、SNS、広告、グッズ等のさまざまな媒体にその氏名や肖像を使用される場合があります。このような場合に問題になるのが、肖像権やパブリシティ権の存在です。 今回は、eスポ...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#9: eスポーツにおけるゲームプレイは著作権法上の「実演」にあたるか?
はじめに eスポーツプレイヤーは、練習によって獲得した技能を発揮してゲームキャラクターを操作し、それが観衆等から魅力的なものとして評価されることがあります。 このようなゲームの操作やそれによるゲームキャラクターの振舞いは...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#8:eスポーツ大会の広告物にゲームキャラクターを掲載することができるか?
はじめに eスポーツ大会を開催する場合、開催者が大会の概要を告知し集客を図るために大会用のウェブサイトやパンフレット(以下「広告物」と総称します。)を作成することがあります。 開催者は、広告物を作成する際、何のゲームの大...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#7:海外eスポーツプレイヤーの在留資格に関する法的問題点
はじめに eスポーツ大会は、日本でも数多く開催され、中には国際大会として開催されるものもあります。日本でeスポーツの国際大会が開催されると、海外プレイヤーが来日することが予想されますが、日本に在留するための資格(以下「在...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#6:チート行為と刑法犯罪について
はじめに eスポーツ大会は、チート行為を禁止行為に掲げていることが大半です。仮に、eスポーツ大会でプレイヤーがチート行為をした場合、当該プレイヤーは失格になったり、今後開催予定のeスポーツ大会への出場が制限されたりする可...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#5:eスポーツ選手の移籍制限と独占禁止法の考え方
はじめに eスポーツチームに所属する選手は、所属するチームから他チームに移籍することがあります。 しかし、選手が自由に他チームへ移籍できてしまうと、所属チームがその獲得・育成のために費やした労力やコストが無駄になってしま...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#4:プロeスポーツ選手の労働者性と法的問題点~未成年者がプロ選手になるケースを例に~
はじめに eスポーツ選手は、チームやその運営企業と契約をし、プロとして活動することがあります。このとき、プロeスポーツ選手が「労働者」に該当する場合には、労働法上のさまざまな問題が生じます。 そこで、今回は、プロeスポー...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#3:eスポーツ大会は風営法の規制を受けるか
はじめに オフラインのeスポーツ大会は、その運営者が大会指定のパソコン、ゲーム機、スマートフォン等の機材を会場で管理し、参加者に貸与することが一般的です。 そのため、eスポーツ大会は、ゲームセンター等を規制する風俗営業等...
パール付きオーバーオールロングスカート事件〈大阪地判令和5年10月31日(令和4年(ワ)第6582号)〉~関真也弁護士のファッションロー解説~
この記事では、『ファッションロー〔第2版〕』の著者の一人であり、ファッションローに関する実務、研究、教育等に取り組んでいる関真也弁護士が、ファッションデザインの実質的同一性が認められないなどとして不正競争防止法2条1項3...
関真也法律事務所のeスポーツ法務解説#2:eスポーツ大会の賞金等は景品表示法上の「景品類」に該当するか
はじめに eスポーツ大会では、優秀な成績を収めた選手たちに賞金・賞品等(以下「賞金等」)が提供される場合があります。 ところが従来、eスポーツ大会の賞金等は、不当景品類及び不当表示防止法(以下「景表法」)第2条第3項の「...