研究・情報発信

雑誌名    知財管理(2023年2月号)

発行元    日本知的財産協会

発行日    2023年2月20日

キーワード  メタバース XR(VR/AR/MR) デジタルコンテンツ NFT web3 DAO ブロックチェーン 意匠権 商標権 不正競争防止法 著作権 契約 システム開発 コミュニティ形成

詳 細    日本知的財産協会のウェブページへ。

【要旨(「抄録」より抜粋)】

近時,メタバースは経済産業界においてにわかに脚光を浴びた。Web3,NFT等の周辺技術への注目もあいまって,国内外での法整備が急速に進められつつある。また,概念やビジネスモデルが凄まじい勢いで更新され,進化している。このため,メタバース・ビジネスにはこれまでと全く異なる重大なリスクが潜んでいるのではないかという警戒心を持つ人も少なくない。しかし,実際には,従来のITやデジタルコンテンツに関する知財法務の枠組みで対応できる領域も多い。そこで,本稿では,メタバースに関連する概念を整理するとともに,Web3等の周辺技術との関係も明らかにし,これら全体に対する知財法務を俯瞰する。また,メタバースのビジネスモデルにおける特徴にも言及しながら,海外における動向との比較を踏まえ,知的財産及び契約において留意すべき事項を解説する。

この記事の著者について
日本国弁護士・ニューヨーク州弁護士
日本バーチャルリアリティ学会認定上級VR技術者

関 真也 Masaya Seki

エンタテインメント×ファッション×テクノロジーの知財法務に力を入れている弁護士です。漫画、アニメ、映画、ゲーム、音楽、キャラクタービジネスやファッション関係に加え、XR(VR/AR/MR)、メタバース、デジタルツイン/ARクラウド、YouTuber/VTuber/アバター、NFT、eSports、デジタルファッション、FashionTechなどに関する各種法律に対応しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。XRコンソーシアム社会的課題WG座長、ファッションビジネス学会ファッションロー研究部会長などの活動を通じ、これら業界の法制度や倫理的課題の解決に向けた研究・教育・政策提言も行っております。

使用言語 日本語・英語